娘が小2の頃。
「Kちゃん(←娘の習い事のお友達)は3年生だからおこづかい300円もらってるんだって。いいなぁー」という娘。
「どうしてお小遣いほしいの?」と聞いたところ、
「えー?だって、好きなときに好きなもの買いたいから!」と。
「そうなんだ、あなたの好きなものって何?」と聞いたら「お菓子!」とのこと。
お菓子なんてまだまだ可愛いな、と思いつつ、私は、子どもがお金のことを学ぶときに思うのは、「お金は労働の対価として手に入る」ということを、頭の片隅に置いておいてほしいということです。
なのでウチでは、小3も半分終わった今でも、年齢ごとにお小遣い制を敷くのではなく、家のことをやってくれたときにお小遣いを渡す形にしています。
どういうときにお小遣いを発生させているか?
とはいえ、みんなのごはんを盛ったり、洗濯物をたたんだり、部屋を片付けたりではお小遣いは発生させてません。
毎日やることや自分のこと=「当然(自分がする)こと」 は、労働というよりは「やって当たり前」なので、そこに対価はないと思うからです。なので、当然、勉強を毎日やったとか、テストで良い点を取ったから、というご褒美的にもあげていません。
例えば、
毎日必ず食べるごはん、毎日着替える洗濯物たたみ・片付けにはナシです。
では、発生するものはというと、
毎日しなくてもシャワーでも済ませられるお風呂掃除や、誰かにとってのメリットになること(私の足の裏を踏んでくれるなど)にお小遣いを発生させています。
自分の部屋の掃除も当然ナシ、けれど全部の部屋を掃除機かけてくれたら、今後は発生させても良いかなと思っています。
値付けの根拠は?
値付けの根拠は悩みましたが、ここはある程度ベースとなる根拠は必要と思い、大人の最低賃金の半分を設定しました。なぜ半分かは、まだお手伝いの後、親がフォローすることがあるからです。
在住の東京都の最低時給907円(←2016年10月に932円に変わりました)をベースに子どもなので半人前として、半分で時給453円、分給7.5円。
そこから、風呂掃除の湯船のみだとだいたい5分、オプションでフタ洗い5分、床洗い5分として、「湯船+フタだと1回75円、全部やったら1回112円!1ヵ月9回やれば1000円超えするよ~。お札だよ~!」と言ったら、目をキラキラさせて「やるー☆」と言っていました(2年生のときは…^^;
何もせずに300円もらえるほうが得なのですが(笑)キッザニアの記事でも書きましたが、子どもも「誰かの役に立ちたい」気持ちがあるのだと思います。
大切なのは「誰がどう稼いだのか?」「根拠は何か?」「使い道は把握」
話はちょっと逸れましたが、月々のお小遣い制を敷くのも、お手伝いでお小遣いを渡すのも、その家庭の方針で良いと思います。ですが大切なのは
①このお金は誰がどう稼いだのか?(お金の大切さ、労働の対価であることを伝える)
②金額の根拠は何か?(根拠なく「2年生だから月200円」ではなく、何を自分で買わせるためのお小遣いなのか?それを買うのに今まで月々いくら掛かっていたのかを把握し、それに見合った額を設定する)が子どもに説明できることかなと私は思っています。
③そしてお小遣いの使い道は必ず把握(ウチは子どもの財布は親が預かっていて、必要な時に財布を渡しています)。
ウチではこの3点を気をつけています。
ご参考になれば幸いです。