2025年1月、私達家族は4回目のオアフ島ヒルトン・ハワイアン・ビレッジを訪れていた。
コロナ直前の2020年2月に行ったきり、5年ぶりだ。
どこまでも青い空、いつまでも眺めていたい青い海、キラキラまばゆい光。
いつ来ても最高。
しかし、滞在何日目かの朝6時半、ヨガに参加して、鳥の声や気持ちの良い風、昇ってくる陽の暖かさをほんのり感じ、最高のヨガをしながらふとこう思った。
「ヒルトン、売るか…」
「そんなにハワイ満喫してるときにそれ思う?」と思われるかもしれない。しかし、「もう十分ハワイを楽しんだ」という感覚が湧き上がってきてしまったのだ。
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「HGVC」
これは「ヒルトン・グランド・バケーションズ」を指す。(Cはクラブの略)
ヒルトン・グランド・バケーションズは、ヒルトンのタイムシェアで、わが家は2012年にオアフ島ハワイアンビレッジのカリアタワー1BRを隔年契約で購入した。
(そもそもタイムシェアとは何ぞや?という方はこちら)
今年(2025年)で買ってから13年になり、途中コロナで海外に行けなかったけれど、このタイムシェアを使って、
●2014年2月 ハワイ島 ヒルトンキングスランド
●2017年11月 プーケット ラグーナ ホリデークラブ
●2018年12月 オアフ島 グランドワイキキアン
●2020年2月 オアフ島 グランドアイランダー
●2022年10月 沖縄瀬底ヒルトン
●2023年8月 フィリピン パラワン島 アストリアパラワン
●2024年3月 沖縄瀬底ヒルトン
●2025年1月 オアフ島 カリアタワー(初のホーム予約!笑)
と8回も家族旅行に行けている。
ローンはとっくに払い終わっている。むしろ1ドル80円台の頃に買っているので、かなりお得に買っている。
年齢もまだ40代なので、老後の不安からというわけでもない。
特に初回のハワイ島は、上の子は6歳、下は1歳を迎えたばかりのかわいい盛りの子どもたちと、両家の母たちを連れて3世代旅行を叶えて、今思い返せば本当に幸せな時間だった。
あれからハワイ島には行けていない。
また行きたいと思っていた。
でも売ろう。
そう思った理由は2つ。
①隔年で発生する管理費と、毎年発生する年会費で豪華な部屋ではないが、コンドミニアムタイプのホテルに泊まれる旅行ができることに気づいてしまったこと(この円安でも、少し日程ずらせば管理費でヒルトンに泊まれる)
②わが家にしては豪華なお部屋に子どもたちが慣れてしまい、今回初めて所有しているカリアタワーの部屋に入った瞬間、ぼそっと「え?狭くない?」と言ったこと
決して子どもたちに怒っているわけではない。
子どもが小さいうちは、ゆったりとした安全なお部屋、コンドタイプでキッチンがあって、自炊できることが本当に助かった(特に食べ物がビッグサイズなアメリカでは)。
不動産扱いなので子どもたちに相続できることも魅力の1つだった。
だが、子どもたちも大きくなり、キレイなキッチンやゆったりした部屋じゃなくて十分では?
狭いと言うカリアタワーを子どもたちに残す必要性はないのではないか?
何より、十分楽しんだという気持ちが大きい。詳しく計算はしていないが、十分元を取った気もしている。
人生において、こういう家族旅の楽しみ方があることを知れたことは有意義だったと思う。
このnoteでは「タイムシェア買った後」のキラキラした情報ではなく、借金やローンのようなネガティブな情報だけでなく、
「売ると決めた後どうなるか?」をレポしながら、これまでのタイムシェアの楽しみ方を振り返りたいと思う。
為替や自分たちのライフスタイルを考えながら、皆さんの売るのか持ち続けるのか、はたまた買うのかを判断する際のご参考になれば幸いです。