この春に私自身に予期せぬ事情が起きまして。
詳細は明らかにできるときに別記事で書こうと思いますが、自分のキャリアを深く考えた時、キャリア教育だけでなく、広く子どもたちをサポートする仕事をしたいと思いました。
で、特別支援教育専門員やスクールカウンセラーなどみていると、臨床心理士など心理学系の資格か、教員免許を求められることが多いことがわかり。
心理学系資格もかなり考えたのですが、ハードルは高く遠いので、まず実務経験が積めるように、教員資格認定試験、中でも小学校教諭2種が取れる「小学校教員資格認定試験」を受けることにしました。(幼稚園教諭の認定試験もありますが、この記事は小学校教諭の内容になります)
教員資格認定試験とは?
教員資格認定試験は、広く一般社会に人材を求め、教員の確保を図るため、大学等における通常の教員養成のコースを歩んできたか否かを問わず、教員として必要な資質、能力を有すると認められた者に教員への道を開くために文部科学省が開催している試験です。
教職課程を大学で受けていなくても、試験に合格して都道府県の教育委員会に申請をすると、2種免許状が与えられるのです。
是非はさておき、教育実習もありません。
学歴も高卒以上と同等の証明書があれば受験可能です。
試験スケジュールは?
この試験は年1回の出願です。今年度(2021年度)は以下のスケジュールです。毎年だいたいこのスケジュールで行われているようですので、ご参考ください。
4月下旬 | ①試験案内が公示される |
②願書請求をする | |
5月下旬 | ③願書請求〆切 |
6月上旬 | ④出願書類〆切 |
8月上旬 | ⑤受験票到着 |
8月下旬(日曜日) | ⑥1次試験 |
11月中旬(土日どちらか) | ⑦次試験(1次通過者のみ) |
出願時の留意点
上記表の①については、公示された時点で即②の願書請求をされると良いと思います。そうするとGW明けにはすぐ願書が届くので、③はもう気にしなくて良くなります。
願書はネットから請求できるので、無料のパンフレット請求のような気分になりますが、有料なので振込やクレジット支払いをお忘れなく。
そして一番時間がかかるのが上記④の提出書類の準備です。提出するものが7つあるのですが、そのうち、多少時間が必要なものが
1・高校の「卒業証明書」か、その上の学校の入学、退学、卒業、どれかの証明書
2・「戸籍抄本」 OR 「住民票の写し」
3・受験料を郵便局窓口に振り込んだ際の「振替払込受付証明書」
4・「写真票」に貼る写真
1は1週間程度は必要&私の学校の場合は、郵送請求の場合、発行料として500円分の切手が必要だったので、その切手を買いに行く必要がありました。
コンビニでも買えますが、郵便局での支払いは最近は電子マネーOKになっているので、クレカのポイントを貯めている方だとコンビニはちょっと損した気分になるかもです笑
そして無事に1を母校に依頼できたら、2と3です。
2が盲点でして、私は住民票を発行してくれる出張所が自宅のすぐちかくにあるので、住民票で賄おうとしていたんですが、「各種証明書と氏名が違う方は、それを確認できる公的書類(戸籍抄本など)を提出とシレッと書かれていまして。
「よく読め」と言われればそれまでなのですが💦結婚すればどっちかが姓変えなきゃならないのだから、基本は「戸籍抄本を提出」くらいな感じで書いて欲しいものです。
なので、結婚離婚で姓を変えた方で、卒業証明書と姓が違う方(結婚後、大学入り直したなどなければたいがいの人は必・戸籍抄本でしょう)は注意が必要です。私は住民票で良いと思い込んでいたので、準備が数日遅かったら、間に合わないところでした。
戸籍抄本は発行後半年以内ならOKなので、事前に何かの機会で本籍地に行ったらそこで取ってくるなど、願書取り寄せより先にやっておくことをおすすめします。
3は、振込はおろかATMもNG、なぜか「窓口」限定の謎ルールがあるので、平日郵便局に行けない場合は家族に代理で行ってもらったりする必要があります。
4も出願前3ヵ月以内に撮影した「4.5×3.5センチの無帽、正面上半身の写真」とサイズが通常の履歴書サイズではなく、パスポートサイズなので、手持ちのものがあっても使えない可能性が高いかもしれません。
無事に出願。費用は?
私の場合は、以下の費用がかかりました。
受験料 25,000円
払込手数料 203円
願書請求 180円
間違えて取った住民票 300円
戸籍抄本 700円
戸籍を取りに行った交通費 1000円程度
卒業証明書の発行手数料 500円
卒業証明書発行の往復郵送費と封筒 200円くらい?
写真代 0円(手持ちのデータ&自宅でプリントアウト)
受験票送付の切手代 94円
受験料が他の資格試験と比べるとやや高いのと、雑費がもろもろ掛かりますね。けれど、短大や大学通って取得するよりは遥かにお得。
この試験を目指される方の参考になれば幸いです!