先週は中学校2校に行って、小中高校生に向けてキャリア教育を行っているNPO「キーパーソン21」の「すきなものビンゴ」のワークのお手伝いをしてきました。
いやー、中学生可愛い♪楽しい♪
初日は超都心の公立中学校。ここは大体の子が私立中へ行く中、私立へ「行けなかった子」「行かなかった子」という集まりなので、賢いけれど、どこかクール。もしかしたらちょっと劣等感もあるのかもしれない。
土地柄なのか「みんな、ちゃんとしつけ・教育をされている子」という感じで、子どもたちがある程度アバウトに進めても良いところで、ルールから外れる感じがあって進められなくて、ちょっと突っかかっちゃったり、「大人がせっかく来てくれてるのだから、やったほうがいいな(だから最低限はやって、それ以上はいいかな)」という気持ちが見え隠れする感じ。
そして友達の発言はみんなちゃんと聞いている。
それはそれできっと保護者の方が、相手を思いやる声掛けをしたり、相手をバカにしたり否定しない、周りから浮かないようにわが子を見守る という育て方をされていたのだと思います。
自分の子も都会っ子なので、なんとなくそう育てないとならない感じがあるのはよくわかります。
とはいえ、中2特有な感じの子も教室の後ろの窓際にいたり、それも微笑ましかったです。(むしろそういう子が最後少しづつ乗ってくれて、最後の「ハイタッチ」をクールな笑顔でしにきてくれて嬉しかった)
2日めは神奈川の都市部の公立中学校。
中1のクラスはまだまだ子どもらしく、前述の超都心の公立中学校とはまた雰囲気が違い、ノリが良くて元気。
最初私のことを「先生」と呼んできて、「先生じゃないから『けいちゃん』(ワーク最初に呼んでほしいアダ名を名乗る)でいいよ」と言ったら次から素直にそう呼んでくれたり。
「けいちゃん、こいつ(ちょっとからかわれやすそうな子)の好きな子知ってる~?」なんて、雑談までしてくれてw
可愛いったらないです^^
ここのプログラムの良い所は、自分の好きなことを考えて、語って、ゲームして。
普段の「授業」ではできないプログラムになっていること。
大人たちが、どんどんいろんな職業を出すサポートをするので、大人もいろんな職業を知るきっかけになります。
さて、子どもたちから出てきた「やってみたいこと」「あこがれていること」は
「新幹線より速く走りたい」「宇宙行きたい」「アプリ作りたい(作り方知らないけど)」「別荘建てる」「ディズニー貸し切り」「早く友だちと旅行に行きたい」「モデルになってイベントに出たい」などなど。
みんなそれぞれで面白いし、理由もそれぞれ。
自分の思っていることを出し合うことも、ましてや好きなことを語ることも(それらを否定されないことも大事)学校の授業ではないことなので、子どもたちもきっと新鮮だったんじゃないでしょうか?
都市部特有の風潮で余計な劣等感を感じず、自分らしく成長するにはこういう活動が有効なんだと私は思っています。
何年か後に、この子たちがこの授業の意味に気がついてくれたら、と願ってやみません。