仕事をしている上で、上司から「あなたはどうしたいの?」とよく聞かれる人はいませんか?
私の前職場は、かつてはこう聞く上司の多い企業でした。
ですが、本当にやりたいようにさせてもらえる企業でしたので、会社員人生の半分は、このセリフをそもそも聞かれることもなく、むしろ「どうしたいか?」結論(意見)を持って、上司と打合せや相談をすることが当たり前でした。
そう、上司に自分がどうしたいのか、結論を持たずに相談をするのは、ただの「現状報告」「連絡」にしか過ぎない、それを常に体感できる社会人生活でした。(今思えばとても贅沢な時間でしたし、やはり、前職場の方々に育ててもらったんだなとありがたい気持ちです。)
「相談」とは何か?
話は逸れましたが、よく言われる「ホウレンソウ」のソウ→「相談」なのはご存知だと思いますが、「相談」というのはそもそも何なのでしょう?
■相談
相談とは、判断に迷う時や意見を聞いてもらいたい時などに上司や先輩、同僚に参考意見を聞き、アドバイスをもらうことです。
「判断に迷うとき」「意見を聞いてもらいたいとき」に「相談する」ということなのです。意見を聞いてもらいたい、というのは分かりますね。「私はこう思います。私の責任者であるあなたはどう思いますか?」を確認することです。そこに自分なりの結論(意見)を持って行く必要があるのは言わずもがな、ですね。
ですが「判断に迷うとき」。これ、良くありませんか?
Aをするには予算が取れそうもないけれど、妥協してBだと効果が出そうにないと感じるときや、直属の上司はCと言うけれど、たまたま話した上司の上司はCには反対している、などです。
そんなときこそ持っていたいのが結論
そんなとき、あなたならどうしますか?
私は「自分はどうしたら良いと思っているのか?」という結論(意見)があると話が進めやすいのかなと思います。
自分はどう進めたら良いと思っているか? 自分の意見を持って上司に相談をすることです。
若手の方や、サポート業務の多い事務職などは、上司の指示に従うことがラクに仕事ができるのもよく分かるのですが(笑)ちょっと大げさに言えば、自分の業務(=自分が作り上げるドラマ)の主役は自分自身なのですよね。
主役がノープランで上司のところに相談に行ったら、そりゃ「あなたで決められない理由は何か?」を上司は知りたくて、「あなたはどうしたいの?」と聞いて来るのだと思います。
なので、そう聞かれることが多い場合は、「自分の業務を主体的に考えて」というサインかもしれません。ぶっちゃけとても面倒なことかもしれませんが…(苦笑)自分はどうしたいか、常に意識しているだけでも働き方は随分変わるかもしれませんね。