先日6歳(小1)娘が入塾した「花まる学習会」で募集していた、高濱先生の講演会に行ってきました。
テーマ:母親だからできること ~子育ての落とし穴~
①時間軸を意識する
3、4歳~9歳くらい(「つ」のつく歳)「赤い箱」と、思春期10歳~18歳の「青い箱」。
赤い箱はおたまじゃくしの頃、青い箱は若いカエル
赤い箱の頃は相手の本質(性質?)をへし折るようなことを言わない。
特に男の子に「何でそんなことするの?」など。
男児はギリギリのところが好きな生き物(落ちるか落ちないかギリギリのところを歩いたり、ギリギリのところを競ったり)
カブトムシを飼っているような「そういう生き物なんだなー」といちいちイライラしない
青い箱の時代でつまづきやすいのは、女の子と母親。
思春期になったら、母親が先に恋愛話など秘密の話をさらけ出す。思春期の女の子が母親に聞きたいのは
「パパと結婚して幸せか?」ということ。そういった話を母親からさらけ出す。
(男の子にはタブー。母親は自分だけの女神だから)
いつまでも上から目線で叱ったり、子供扱いしていると100%バトルになる。
思春期の女の子はちゃんと大人扱い、新人OLを育てる気持ちで(≠娘)接する
男の子は「授業参観に来ないで」など気持ちと反対のことを言うのもこの頃。
本当に行かないとがっかりしてしまうので、こっそり行って、後からほめると◎
そしてこの時期に、自分(母親)以外の外の世界の師匠を見つけてあげて、
その人に絶対の存在になってもらう。スポーツの監督など。
②母親に求められること
母親の孤独・イライラは時代の病気。できれば夫と協力し、分かり合えれば良いが、生物学的に違うから無理。
→夫は犬と思えば良い 犬にいちいちキレる人はいない。
母親が笑っていれば、子どもは幸せ。育児に頑張り過ぎない。
ママ友、自分のお母さんと良好な関係を作れている母親は子どもとの関係も良好な場合が多い。
それ以外にも、仕事でもアイドルでも、子ども以外の没頭できる何かを持つ。
子どもが赤い箱のときは「カウンセリングマインド」で子どもの話を聞く。
子どもの言っていることを
1.繰り返す
2.言い換える
3.共感する
これだけで受け止めてもらったと頑張れる。
そして、男女とも「好き」「自信」をたくさんつけてあげる頃
青い箱のときは「いつも通りの家を保つ」
何かあったと察しても、詮索しない。けれど、お母さんは必ず味方でいると伝える。
子どもの経験は(揉め事も含めて)宝。トラブルは「被害」ではなく「試練」。
親が先回りしてそれを回避しようとしない。
どの会社の人事も「女子はいいけど、男子は弱い」というが、
それは、女の子は子どもの頃から意地悪合戦(試練)で免疫がついているから、
社会人になっても強い、耐性がある。
男の子(特にママの言うことをちゃんと聞いてきたような子、良かれと思って間違った手を掛けられた長男タイプ)は
ネットに会社の悪口書き込んで、面と向かっては言えないようなタイプが多い
最後に「こういった講演に来て、子どものことを思っているだけで十分素晴らしいお母さん」との結び。
高濱さんはトークが軽快で、やや毒舌(でも愛のある)「子どもあるある、夫あるある」トークで語られるので面白かった。
下手なバラエティより全然惹きつけられる話しっぷりで、いっぱい笑いました